富士宮ビオトープをつくろう会 会報第1号
2001年1月11日発行
■オーミケンシ跡地で子供たちとワークショップ開催■
平成12年12月17日(日)富士宮ビオトープをつくろう会では初めてのワークショップをJR富士宮駅南側のオーミケンシ跡地で行いました。
ジャスコ富士宮ショッピングセンターが決まっているオーミケンシ跡地には湧水があり、それを生かした自然観察ができ、自然とふれあえる湧水公園的なスペース(ビオトープ)を作るため、現地視察しながら話し合うワークショップ形式にて行いました。
湧水の状況を確認する子供たち ビオトープ予定地を見学
当日は富士山が見える晴天で参加者は、市立大宮小・市立東小・市立黒田小・市立第一中・市立第二中学校の児童生徒ら約二百人、浅間町・常磐区地元町内会(柏寿会)など一般参加約三十人で、ワークショップは十六グループ(各約十六人)に分けて行いました。
敷地内の湧水公園的なスペース(以下ビオトープ)は東北角から敷地内の湧水を流し南西角までの幅四〜五メートル長さ六百メートルほど、南東角には流水を一時貯留する池二十五メートル四方を予定しています。
ワークショップではそれぞれグループに分かれ、ビオトープ予定地の現地調査をして「こうなったらいいな」と思うことをメモしました。その後、聖母幼稚園内講堂にてワークショップのイメージをグループごとに作り、発表しました。
子供たちの意見がたくさん出され、今後はワークショップの結果を参考にしながらビオトープのデザインづくりなどに反映したいと思っています。
ワークショップ終了後、日本のビオトープづくりの第一人者である静岡大学教育学部 杉山恵一教授に「ビオトープについて」特別講演をしていただきました。
1月26日から(2月2日〜4日は除く)、まちづくりサロン「宮っ」にてワークショップで発表したみんなの意見を展示します、サロン内に「ご意見BOX」を設置しますので、気軽に閲覧して皆さんの意見、感想、要望、アイデアなどお聞かせ下さい。
一生懸命発表する子供たちと熱心に聞く大勢の子供たち(聖母幼稚園内講堂にて)
■オーミケンシ跡地ジャスコ建設に際しての要望書を県に提出■
富士宮ビオトープをつくろう会では、ジャスコ建設に際し、地域の環境と共生できる自然型緑地の確保を要望するため、静岡県知事に要望書を平成12年11月に提出しました。
その内容は、次のとおりです。
1.計画地内の一部に水と緑を充分生かしたスペースを確保していただきたいこと
2.湧水を生かした自然を観察できる場を設置していただきたいこと
3.子供たちのために環境教育を行うことができるスペースを確保していただきたいこと
□富士宮ビオトープをつくろう会について□
平成12年10月設立、中心市街地ワークショップのメンバーと、富士宮市内外で環境保全活動を行っている方々を中心に結成された組織です。
●発起人
深澤竜介(代表)、秋山正吾、植松愛子、北尾晃一、小林召二、佐藤敬子、佐野雅則、篠原賢一、深澤トシ子、古田偉佐美、松井正樹、マルシャンジョフロア、山本元、 渡辺努、渡辺祐司
□参加者募集□
富士宮ビオトープをつくろう会では、市内各地に残されている、富士宮市の自然を守るとともに、自然を復元する活動を行っているボランティアグループです。趣旨に賛同される方々の参加をお待ちしています。
月1〜2回程度、神田町のまちづくりサロン「宮っ」において、会合を行っています。
会合に参加できなくても、環境保全活動を行っているなど興味のある方、入会規約は在りませんので気軽にご連絡ください。
連絡先 深澤竜介 0544-22-2033 ryuusuke@lilac.ocn.ne.jp(E-mailアドレス)
渡辺祐司 0544-27-5838
miya@mx3.ttcn.ne.jp (E-mailアドレス)
展 示 まちづくりサロン「宮っ」0544-25-5088 神田商店街通り