富士宮市は、浅間大社内の湧玉池をはじめとして、町中に富士山の恵みである湧水(ゆうすい)が、いたる所にあります。
この湧水を生かして、富士宮市の中心市街地に水と緑の憩いの場・自然環境の学習の場を作りたいという市民の願いから、イオン株式会社の協力を得て、平成13年に当法人と地元の市民、小林造園とでいのちのビオトープが造成されました。(※1)
ここではカルガモなどの鳥類や当法人で放流したメダカが観察できます。
池には、ギンヤンマなどのヤゴやミズカマキリなどの水生昆虫、ドジョウといった生物が生息しています。
また、平成23年には当法人でヘイケボタルを、平成24年には富士常葉大学の山田ゼミでゲンジボタルを放流しました。
毎年ホタルが発生する時期が近くなると、小林造園が、遮光ネットを設置し、ホタルをよく観察する事が出来るようになります。
その他ホタルの詳細はこちら
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イオンモール富士宮【いのちのビオトープ】のホタル
他にも富士宮イオンチアーズクラブが環境教育の活動場所としてビオトープの観察や清掃活動などを行っています。(※2)
平成26年には、当法人と小林造園、地元の有機農家が協力してビオトープでお米を栽培し、子ども達と一緒に田植え・収穫をしました。
ビオトープを守り育てるために(注意事項)
- このビオトープは、富士宮の里山をイメージしたものです。この地域の生き物を守るため、ほかの地域から持ってきた植物やペットショップで買った生き物などを勝手に入れないで下さい。
- 生き物、植物などを観察したら、元の場所にもどしましょう。
- 立ち入り禁止ゾーンは自然を守るために入らないで下さい。
富士宮ビオトープを作ろう会
※1ビオトープとは、bio(生命)とtopos(場所)の合成語であるbiotope(ビオトープ)は、「野生生物の生活環境」という意味です。
開発によって失われつつある動植物の生息空間や多様な生態系を保全復元するため、できるだけ自然な状態で種の多様化を図り、密度の高い生態系を復元させようという実験空間の事です。
※2イオンチアーズクラブとは、イオン株式会社が小学校1年生から中学校3年生を対象に、環境に関する様々な体験を行っているクラブ。環境に興味を持ち、考える力を育てるとともに、集団行動を通じて社会的なルールやマナーを学ぶことを目的に活動しています。
アクセス
静岡県富士宮市浅間町1番8号
ビオトープはイオン敷地内外駐車場、南東外周に位置しています。
アクセスについてはコチラを参照下さい。
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アクセスガイド|イオンモール富士宮
関連ホームページ
ビオトープ造成時の様子
http://fujinomiya-honpo.com/web/bio.html
小林造園のホームページ
http://kozogogo.com/
イオン 環境・社会貢献活動 チアーズクラブのホームページ
https://www.aeon.info/environment/cheers/