去る10月4日、大阪市内にて開催された“全国鉄板会議2022”に富士宮やきそば学会として参加してまいりましました。
この会議は、食文化継承活動の一環としてスタートし、2月より全国12か所のエリア会議を経て、各地の特色や食べる道具、表記について店主や有識者を交え徹底討論。その結果を報告する初の全国会議です。今年はお好み焼きがテーマとして挙げられ議論がかわさせて来ました。
その集大成として「コナモン」の本場、大阪で開かれた全国会議には、各地のお好み焼き店の店や団体関係者およそ100人が参加。地域ごとのお好み焼きの特色が話し合われ、具材を混ぜる大阪の「まぜ焼き」に対して、具材を重ねる広島の「重ね焼き」などスタイルの違いが紹介されました。
文化功労者 民俗学者
国立民族学博物館名誉教授
石毛直道さんも登壇され、一緒に記念写真を撮らせていただきました。
会議のあとは会場の外に出て、100年前のコナモンの原型“洋食焼”を振る舞っていただきました。
そして日本コナモン協会会長であり、本会議の実行委員長である熊谷真菜さんと記念撮影。
熊谷さんは会議の中で、「食文化を記録するということは大切なこと。
食べてしまうと無くなってしまう無形文化財を記録することは難しく、40年にわたり苦悩してきました。日本コナモン協会を立ち上げて20年。私たちなりに得た知見や手法を、実行委員やお店と共有しながら100年先も残していきたい」とおっしゃっていました。
その後は別会場にて懇親会に参加。全国各地のコナモンに関わる諸団体のや企業、お店の方々と交流させていただき、今後もさらなる発展を誓い合うことができました。